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摩訶般若波羅蜜経発趣品第二十

十二、ブッダ、菩薩が十地中に住することを仏の如しと説く

云何菩薩住十地中當知如佛。

「菩薩が第十の地位の中にあって、まさに仏のようであると覚知するとはどういうことでしょうか」

若菩薩摩訶薩。具足六波羅蜜四念處乃至十八不共法。一切種智具足滿。斷一切煩惱及習。是名菩薩摩訶薩住十地中當知如佛。

「例えば菩薩摩訶薩が、六つの波羅蜜、四つの観行ないし十八の〈仏以外には〉具わらない事物を具足し、一切種智を具足し満じて、一切の煩悩及びそれによる習慣を断ずる。これを菩薩摩訶薩が第十の地位の中にあって、まさに仏のようであると覚知すると呼ぶのである。

須菩提。菩薩摩訶薩住是十地中。以方便力故行六波羅蜜。行四念處乃至十八不共法。過乾慧地性地八人地見地薄地離欲地已作地辟支佛地菩薩地。過是九地住於佛地。

須菩提。菩薩摩訶薩がこの十の地位の中にあって、方便の力によって六つの波羅蜜を行じ、四つの観行ないし十八の〈仏以外には〉具わらない事物を行じ、乾慧地・性地・八人地・見地・薄地・離欲地・已作地・辟支仏地・菩薩地(以上第一地から第九地)を過ぎ、この第九の地位を過ぎて仏の地位に留まるのである。

是為菩薩十地。 これが菩薩の十の地位ということなのである。
如是須菩提。
是名菩薩摩訶薩大乘發趣
このように須菩提。これらを菩薩摩訶薩が大乗に趣き発すると呼ぶのである」

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著作 アルキメデスの館