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摩訶般若波羅蜜経弁才品第十五(丹本名為富楼那品)

六、プールナマイトラーヤニープトラ、禅那波羅蜜を行じるときの大誓荘厳を説く

復次舍利弗。菩薩摩訶薩行禪那波羅蜜時。應薩婆若心定心布施不令心亂。
是名菩薩摩訶薩行禪那波羅蜜時檀那波羅蜜。
また次に舎利弗。菩薩摩訶薩が禅那波羅蜜を行じるとき、薩婆若に応じる心で心を定めて布施し、心を乱れさせません。
これを菩薩摩訶薩が禅那波羅蜜を行じるときの檀那波羅蜜と名づけるのです。
復次舍利弗。菩薩摩訶薩行禪那波羅蜜時。應薩婆若心持戒禪定力故。破戒諸法不令得入。
是名菩薩摩訶薩行禪那波羅蜜時尸羅波羅蜜。
また次に舎利弗。菩薩摩訶薩が禅那波羅蜜を行じるとき、薩婆若に応じる心で持戒し、禅定の力によって、破戒する諸々の事物を入れさせません。
これを菩薩摩訶薩が禅那波羅蜜を行じるときの尸羅波羅蜜と名づけるのです。
復次舍利弗。菩薩摩訶薩行禪那波羅蜜時。應薩婆若心慈悲定故忍諸惱害。
是名菩薩摩訶薩行禪那波羅蜜時
提波羅蜜(欠『。』)
また次に舎利弗。菩薩摩訶薩が禅那波羅蜜を行じるとき、薩婆若に応じる心で慈悲の定により諸々の悩害を忍びます。
これを菩薩摩訶薩が禅那波羅蜜を行じるときの
提波羅蜜と名づけるのです。
復次舍利弗。菩薩摩訶薩行禪那波羅蜜時。應薩婆若心於禪不味不著常求攝i。從一禪至一禪。
是名菩薩摩訶薩行禪那波羅蜜時毘梨耶波羅蜜。
また次に舎利弗。菩薩摩訶薩が禅那波羅蜜を行じるとき、薩婆若に応じる心で禅を味わわず、執着せず、常に増進を求め、一禅から一禅へと至ります。
これを菩薩摩訶薩が禅那波羅蜜を行じるときの毘梨耶波羅蜜と名づけるのです。
復次舍利弗。菩薩摩訶薩行禪那波羅蜜時。應薩婆若心於一切法無所依止。亦不隨禪生。
是名菩薩摩訶薩行禪那波羅蜜時般若波羅蜜。
また次に舎利弗。菩薩摩訶薩が禅那波羅蜜を行じるとき、薩婆若に応じる心で一切の事物に依止することなく、また禅に随って生じません。
これを菩薩摩訶薩が禅那波羅蜜を行じるときの般若波羅蜜と名づけるのです。
如是舍利弗。菩薩摩訶薩行禪那波羅蜜時攝諸波羅蜜。 以上のように舎利弗。菩薩摩訶薩が禅那波羅蜜を行じるとき、諸々の波羅蜜をおさめとります。

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著作 アルキメデスの館