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摩訶般若波羅蜜経弁才品第十五(丹本名為富楼那品)

四、プールナマイトラーヤニープトラ、提波羅蜜を行じるときの大誓荘厳を説く

復次舍利弗。菩薩摩訶薩行提波羅蜜時。應薩婆若心布施。共一切生迴向阿耨多羅三藐三菩提。
是為(名ならん)菩薩摩訶薩行
提波羅蜜時檀那波羅蜜。
また次に舎利弗。菩薩摩訶薩が提波羅蜜を行じるとき、薩婆若に応じる心で布施し、一切の衆生と共に阿耨多羅三藐三菩提に迴向します。
これを菩薩摩訶薩が
提波羅蜜を行じるときの檀那波羅蜜と名づけるのです。
復次舍利弗。菩薩摩訶薩行提波羅蜜時。不受聲聞辟支佛心。但受薩婆若心。
是名菩薩摩訶薩行
提波羅蜜時尸羅波羅蜜。
また次に舎利弗。菩薩摩訶薩が提波羅蜜を行じるとき、声聞・辟支仏の心を感じず、ただ薩婆若の心を感じます。
これを菩薩摩訶薩が
提波羅蜜を行じるときの尸羅波羅蜜と名づけるのです。
復次舍利弗。菩薩摩訶薩行提波羅蜜時。應薩婆若心身心精進不休息。
是名菩薩摩訶薩行
提波羅蜜時毘梨耶波羅蜜。
また次に舎利弗。菩薩摩訶薩が提波羅蜜を行じるとき、薩婆若に応じる心で身心を精進し休息しません。
これを菩薩摩訶薩が
提波羅蜜を行じるときの毘梨耶波羅蜜と名づけるのです。
復次舍利弗。菩薩摩訶薩行提波羅蜜時。攝心一處。雖有苦事心不散亂。
是名菩薩摩訶薩行
提波羅蜜時禪那波羅蜜。
また次に舎利弗。菩薩摩訶薩が提波羅蜜を行じるとき、心を一処におさめとり、苦しいことがあっても心は散乱しません。
これを菩薩摩訶薩が
提波羅蜜を行じるときの禅那波羅蜜と名づけるのです。
復次舍利弗。菩薩摩訶薩行提波羅蜜時。應薩婆若心觀諸法空。無作者無受者。若有呵罵割截者。心如幻如夢。
是名菩薩摩訶薩行
提波羅蜜時般若波羅蜜。
また次に舎利弗。菩薩摩訶薩が提波羅蜜を行じるとき、薩婆若に応じる心で諸々の事物を空と観じ、なす者はいず、受ける者もいず、もし大声で罵り斬り込んでくる者がいても、心は幻のようであり、夢のようなものです。
これを菩薩摩訶薩が
提波羅蜜を行じるときの般若波羅蜜と名づけるのです。

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著作 アルキメデスの館