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摩訶般若波羅蜜経弁才品第十五(丹本名為富楼那品)

三、プールナマイトラーヤニープトラ、尸羅波羅蜜を行じるときの大誓荘厳を説く

復次舍利弗。菩薩摩訶薩行尸羅波羅蜜時。應薩婆若心布施。共一切生迴向阿耨多羅三藐三菩提。
是名菩薩摩訶薩行尸羅波羅蜜時檀那波羅蜜。
また次に舎利弗。菩薩摩訶薩が尸羅波羅蜜を行じるとき、薩婆若に応じる心で布施し、一切の衆生と共に阿耨多羅三藐三菩提に迴向します。
これを菩薩摩訶薩が尸羅波羅蜜を行じるときの檀那波羅蜜と名づけるのです。
復次舍利弗。菩薩摩訶薩行尸羅波羅蜜時。是諸法信忍欲。
是名菩薩摩訶薩行尸羅波羅蜜時
提波羅蜜。
また次に舎利弗。菩薩摩訶薩が尸羅波羅蜜を行じるとき、この諸々の理法を信じ、忍び、欲します。
これを菩薩摩訶薩が尸羅波羅蜜を行じるときの
提波羅蜜と名づけるのです。
復次舍利弗。菩薩摩訶薩行尸羅波羅蜜時懃修不息。
是名菩薩摩訶薩行尸羅波羅蜜時毘梨耶波羅蜜。
また次に舎利弗。菩薩摩訶薩が尸羅波羅蜜を行じるとき、ねんごろに修して休むことがありません。
これを菩薩摩訶薩が尸羅波羅蜜を行じるときの毘梨耶波羅蜜と名づけるのです。
復次舍利弗。菩薩摩訶薩行尸羅波羅蜜時。不受聲聞辟支佛心。
是名菩薩摩訶薩行尸羅波羅蜜時禪那波羅蜜。
また次に舎利弗。菩薩摩訶薩が尸羅波羅蜜を行じるとき、声聞・辟支仏の心を感じません。
これを菩薩摩訶薩が尸羅波羅蜜を行じるときの禅那波羅蜜と名づけるのです。
復次舍利弗。菩薩摩訶薩行尸羅波羅蜜時。觀一切法如幻。亦不念有是戒。用無所得故(欠『。』)
是名菩薩摩訶薩行尸羅波羅蜜時般若波羅蜜。
また次に舎利弗。菩薩摩訶薩が尸羅波羅蜜を行じるとき、一切の法を幻のようだと観じ、またこの戒があると思いません、〈実体として〉認知するということはないからです。
これを菩薩摩訶薩が尸羅波羅蜜を行じるときの般若波羅蜜と名づけるのです。
如是舍利弗。菩薩摩訶薩行尸羅波羅蜜時攝諸波羅蜜。
以是故名大誓莊嚴。
以上のように舎利弗。菩薩摩訶薩が尸羅波羅蜜を行じるとき、諸々の波羅蜜をおさめとります。
こういうわけで大誓荘厳と名づけるのです。

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著作 アルキメデスの館