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摩訶般若波羅蜜経金剛品第十三(丹本云摩訶薩品)

三、ブッダ、摩訶薩は諸々の事物の中に留まって最上位者になることを説く

復次須菩提。菩薩摩訶薩行般若波羅蜜時。
空乃至無法有法空。
能為必定
作上首。SAT版『。』重複)
是法用無所得故。
また次に須菩提。菩薩摩訶薩が般若波羅蜜を行ずるとき、
内面の空から存在せず存在する事物の空に留まり、
必定衆の中で最上位者となることができるのである。
この理法は〈実体として〉認知することがないからである。
復次須菩提。菩薩摩訶薩行般若波羅蜜時。
住四念處中。
乃至住十八不共法中。
能為必定
作上首。
是法用無所得故。
また次に須菩提。菩薩摩訶薩が般若波羅蜜を行ずるとき、
四つの観行の中に留まり、
さらに十八の〈仏以外には〉具わらない事物の中にまで留まり、
必定衆の中で最上位者となることができるのである。
この理法は〈実体として〉認知することがないからである。
復次須菩提。菩薩摩訶薩行般若波羅蜜時。
住如金剛三昧。
乃至離著
空不染三昧中住。
於必定
作上首。
是法用無所得故。
また次に須菩提。菩薩摩訶薩が般若波羅蜜を行ずるとき、
金剛のような三昧に留まり、
さらに虚空への執着から離れ染まらないという三昧の中にまで留まり、
必定衆の中で最上位者となるのである。
この理法は〈実体として〉認知することがないからである。
如是須菩提SAT版有『達』)。菩薩摩訶薩
住是諸法中。
能為必定
作上首。
以是因
故名為摩訶薩
このように須菩提。菩薩摩訶薩は
この諸々の理法の中に留まり、
必定衆の中で最上位者となることができるのである。
こういうわけで摩訶薩と名づけるのである」

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著作 アルキメデスの館