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摩訶般若波羅蜜経序品第一

八、善根を積み、積ませる為に般若波羅蜜を学ぶべきことを説く

菩薩摩訶薩行少施少戒少忍少進少禪少智。欲以方便力迴向故而得無量無邊功コ者。當學般若波羅蜜。 菩薩摩訶薩が少施・少戒・少忍・少進・少禅・少智を行じ、方便力と廻向によって無量無辺の功徳を得たいなら、まさに般若波羅蜜を学ぶべきである。
菩薩摩訶薩欲行檀那波羅蜜尸羅波羅蜜提波羅蜜毘梨耶波羅蜜禪那波羅蜜。當學般若波羅蜜。 菩薩摩訶薩が檀那波羅蜜・尸羅波羅蜜・提波羅蜜・毘梨耶波羅蜜・禅那波羅蜜を行じたいなら、まさに般若波羅蜜を学ぶべきである。
菩薩摩訶薩欲使世世身體與佛相似。欲具足三十二相八十隨形好。當學般若波羅蜜。 菩薩摩訶薩がそれぞれの世界での身体をして仏と相似ならしめ、三十二相・八十随形好を具足したいなら、まさに般若波羅蜜を学ぶべきである。
欲生菩薩家。欲得童真地。欲得不離諸佛者。當學般若波羅蜜。
菩薩の家に生まれて童子のように真の無垢の境地を得て、諸々の仏から離れたくないなら、まさに般若波羅蜜を学ぶべきである。
欲以諸善根供養諸佛。恭敬尊重讚歎隨意成就。當學般若波羅蜜。 諸々の善根によって諸々の仏を供養し、恭敬し尊重し讃歎し、心に随って成就したいなら、まさに般若波羅蜜を学ぶべきである。

欲滿一切生所願飲食衣服臥具塗香車乘房舍床榻燈燭等。當學般若波羅蜜。

一切の衆生が願っている飲食・衣服・寝具・塗香・車・家屋・寝台・灯燭等を満たしたいなら、まさに般若波羅蜜を学ぶべきである。
復次舍利弗。菩薩摩訶薩欲使如恒河沙等國土生。立於檀那波羅蜜。立於尸羅提毘梨耶禪那般若波羅蜜。當學般若波羅蜜。 また次に舎利弗よ。菩薩摩訶薩が、ガンジス川の沙の数ほどもある国土の衆生に、檀那波羅蜜を自ら実践できるようにし、尸羅・提・毘梨耶・禅那・般若波羅蜜を自ら実践できるようにしたいなら、まさに般若波羅蜜を学ぶべきである。
欲植一(SAT版無一字)善根於佛福田中。至得阿耨多羅三藐三菩提不盡者。當學般若波羅蜜。 また、ひとたび善根を仏の福田の中に植え、阿耨多羅三藐三菩提を得たことを自覚するに至るまで尽きまいと欲するなら、まさに般若波羅蜜を学ぶべきである。
復次舍利弗。菩薩摩訶薩欲令十方諸佛稱讚其名。當學般若波羅蜜。
また次に舍利弗。菩薩摩訶薩が十方の諸々の仏の名を称讃したいなら、まさに般若波羅蜜を学ぶべきである。
復次舍利弗。菩薩摩訶薩欲一發意到十方如恒河沙等諸佛國土。當學般若波羅蜜。 また次に舍利弗。菩薩摩訶薩がひとたび〈覚りを開こうと〉発意し十方のガンジス川の沙の数ほどもある諸々の仏の国土に到りたいなら、まさに般若波羅蜜を学ぶべきである。
復次舍利弗。菩薩摩訶薩欲發一音使十方如恒河沙等諸佛國土聞聲。當學般若波羅蜜。 また次に舍利弗。菩薩摩訶薩がひとたび音を発し、十方のガンジス川の沙の数ほどもある諸々の仏の国土に声を聞かせたいなら、まさに般若波羅蜜を学ぶべきである。
復次舍利弗。菩薩欲使諸佛國土不斷者。當學般若波羅蜜。 また次に舍利弗。菩薩〈摩訶薩〉が諸々の仏の国土が絶えないようにしたいなら、まさに般若波羅蜜を学ぶべきである。

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著作 アルキメデスの館